人として 7
前回の続きになりますが、レコードもかけて、一流の演奏家の山を聞いているうちに、だんだん惹かされていくわけです。
耳も肥えてきたのです。
そのうちにお姉さんがピアノを買って貫って、ピアノの稽古をしていたのですが、俊哉君も一緒になって弾いていると、俊栽君の方がうまくなってしまう。
非常に才能があったんですれ。
けれども、お父さんの江藤さんは何もいいません。
そして、自分は、一所懸命バイオリンを弾いたり、レコードを聴いているんです。
そして感心したふりをしていたんです。
つまり、人を夢中にさせるには、自分が夢中になって見せなければ駄目なんです(子どもにほんとうに勉強させようと思ったり、何かさせようと思ったら、親が一緒になって、夢中にならなければ駄目なんです。
親が、そばでみていて「一所懸命やりなさい」と言っても、それは駄目なんです、お手本を示さなければ。